rosemacsの利用#
ターミナル上で
$ sudo apt-get install ros-one-rosemacs
を実行すると,rosemacsというソフトウェアがインストールできる. これはemacs上でROSの機能を使いやすくするためであり, ~/.emacs.d/init.elに
(add-to-list 'load-path "/opt/ros/one/share/emacs/site-lisp")
(require 'rosemacs-config)
と追加することで利用できる.
例えば,通常のターミナル上で
$ source /opt/ros/one/setup.bash
$ roscd eusl
の後にTabをうつとeuslispと補完される.上記のemacs設定を使うことにより, emacs上のターミナルでも補完されるようになる.
また,emacs上でC-x C-r fとうつと
Enter ros path:
と表示される.これはC-x C-fのファイルやディレクトリを開く emacsのコマンドをROSのパッケージ管理システムに対応させたものであり, 上記表示後に
Enter ros path: euslisp
と打ちEnterをおすと euslispのディレクトリが表示される. ファイル名も同様に
Enter ros path: euslisp/jskeus/irteus/demo/demo.l
とうつと,ファイルが開かれる. C-x C-fコマンドで同様のことを行おうとすると, euslispより上のディレクトリのパスをすべて指定しなければならず (演習環境では/home/mechuser/ros_ws/src/robot-programmingなど), 面倒である. C-x C-r fを使うこと ROSのパッケージは自動で探してきてくれる. もちろん,Enter ros pathの後でTab補完も使える.
jedy_bringup.launch.pyを開く場合はC-x C-r fをemacs上で実行した後以下を実行すればよい.
Enter ros path: jedy_bringup/launch/jedy_bringup.launch.py